子育てにイライラしたときに読みたい【育児本:書評】子どもが変わる怒らない子育て

書評

こんにちは、ほぼワンオペ育児のぴのずんです。

子どもが生まれて幸せな日々がきたと思っていたら、寝返りをして、つかまり立ちをして、歩きだし、だんだんとコミュニケーションが取れるようになったのに、毎日「あぁ~それ触っちゃダメ」「危ない!」「なんで片付けないの!」などなど…気づけばイライラするばかり。

今回は、そんな毎日イライラしていて

・子どもに怒るのをやめたい
・できることなら怒りをコントロールしたい
・夫(妻)にも、子どもにも、イライラするのに正直疲れた

こんな思いを感じている方には一度は読んでいただきたい一冊です。


怒らない子育て、一緒に頑張りましょう

それでは、レッツゴー!

ざっくり著者のプロフィール~子どもが変わる怒らない子育て

教育コンサルタントの嶋津良智さん。

日本アンガーマネージメント協会や大学での講師などもやっている方です。

そんな嶋津さんが教える「怒らない」子育てとは、

怒りは表現してもいいけど、上手に怒りましょう!

ということです。

・・・怒りに上手も下手もないだろう!

と思いたくなりますが、この内容をイライラを止める11のスキルで乗り越えようとまとめたのが本書です。

ざっくりプロフィール

教育コンサルタントという肩書の嶋津さん。

実は、教育学者でもなく、カウンセラーでもない、ベンチャー企業の社長さんです。

28歳でITベンチャーのトップセールスマンから起業。

起業してから5年ぐらいで3社をM&Aし、株式上場(IPO)までして、その2年後にはシンガポールで起業をして、グローバルリーダーの育成をやり始めたそうです。

そして、2012年に始まったのが「おこらない子育てセミナー」。

セミナーは当時、大反響!このセミナーを本にまとめた著書「怒らない技術」は77万部を超える大ベストセラーになり、「おこらない」シリーズの子育て編が今回の書籍になります。

目次~子どもが変わる怒らない子育て

こちらが本書の目次になります。

第1章 イライラや怒りと上手に付き合うために
第2章 イライラや怒りに「待った」をかける技術
第3章 イライラの原因を見つけて解決しよう
第4章 イライラしない親の「ちょっとした習慣」
第5章 自分の人生を100%エンジョイしよう

「あぁ~今すぐイライラを止めたい!」という方は、あとがきに11のスキルがあるので、第2章を読むことをオススメします。

赤ちゃん(乳幼児)にイライラした時

本書にはイライラを止める11のスキルがあります。

今回は特に赤ちゃん(乳幼児)をもつママのイライラ子育てにおすすめのスキルを3つ紹介したいと思います。

1.イライラにすぐに反応しないストップシンキング

怒らない技術で最も重要なことは「条件反射的に怒らないこと」だとといています。

起きたことに対して「すぐに反応すること」こと自体がイライラを引き起こしてしまう原因になっていると脳科学的にも言われているそうです。

イライラすることが起きたら、目をつぶって「1.2.3」と数える。

どこかで聞いたことがある、あれですね。

「間」をつくる、ストップシンキングです。

私もたまにやりますが、正直、数えてもイライラ…止まらないことのほうが多いですよね。

さ、めげずに、次、いきましょう。

2.魔法の呪文をもとう~「ちょうどいい!」

イライラする出来事に遭遇したら「これはちょうどよかった!」と頭に浮かべたり、つぶやいたりするといいそうです。

コーピングマントラという手法で、人間の脳は「ちょうどいい」と思えば、「ちょうどいい」と思う理由を探すそうです。

例えば、誕生日に買ってあげた本をビリビリに破られ、少しイライラした時、

私の場合は「娘も成長したね!」とか「!力いっぱいだね!」「新しい遊びを発見したのね」とか言って、「さぁ、ママが手術しまーす!」と破られた本をテープで修理したりしています。

魔法の呪文は、あなたにあった呪文であれば、何でもいい、です。

イライラした感情をそらすことができる言葉を用意していると便利ですよ。

3.愚痴を聞いてもらうキープメンター

人は怒りを吐き出すだけで楽になる傾向があります。

とにかく、誰かに話す。怒りをありのままに話す事が大事だそうです。

「えぇ~そんなことママ友にも、旦那さんにもムリ!!」

はい、そうだと思います。

どんなに仲が良くても、怒りの感情を相手にぶつけるなんて…正直難しいですよね。

そこで、オススメなのが日記に書くことです。

デスノートになったとしてもいいんです。

さぁ、今すぐ、スマホのメモにイライラしたこを書きましょう!

本書ではブログや成長日記に書いて、アンガーログを残すことで、自分がどういう時にイライラしやすいのか傾向を知ることで怒りにくくなる、とも書いてありましたが、怒りにまかせた感情の文章…翌朝見返すだけでも心が痛くなるほどヤバイ内容だったら、ましてや子どもにバレるリスクがあるので、ここは家族が知らないノートや日記に書くことをおすすめします。

赤ちゃんには使えない怒りを止めるスキル

本書では赤ちゃん、特に乳幼児には使えないけど、年長さん以上からなら使えるのがあるかもしれないスキルの一部を紹介しますね。

相手の立場になって考えるクロスポジション

「早く勉強しなさい」「勉強しないなら塾に活かせすわよ」

をクロスポジションで考えると

「ママ、料理が下手なら、料理教室で習ってきてよ!」「パパ、TOEICの点数足りてないなら勉強しなさい!」

親の立場を利用した言葉って、結構怖いものがありますよね。

タイムアウトとリロケーヨンアイ

その場から離れ、景色を変えると気分が変わるのが、このタイムアウトとリロケーションアイです。

時間を置き、場所を変える。

これなんかは夫婦喧嘩では使えますが、子どもには正直できないですよね。

「ママどこー」と泣き叫ぶ声が浮かびます。

読んだ感想

あぁ~イライラした!そして、怒ったことを後悔している。

そんな人なら、読んでみる価値があります。

わかっているけど、イライラしたときに「間」なんて考える余裕もありません。

イライラして、怒る選択肢をした私自信を振り返って、物事って捉え方次第だよなぁと改めて考えさせられる一冊でした。

本書のアドバイスの多くは小学生の子どもをもつ親に向けての内容となっていて、子供だけではなく、旦那さんに対してイライラしてしまったときにも使える内容ですので、イライラする度に練習してみたいと思います。

「変えられるのは、私だけ」、「練習あるのみ」

私の魔法の呪文です。

子育てに役に立つ本を見つけたらまたご紹介しますね